2017年度版同人誌 作成 メモというか製作ログ。コミケのサークル側参加準備も(随時更新)

前年の備忘録はこちら。
1:「b5 サイズ ピクセル 350」でググって見た。




B5のサイズとピクセル
日本のB5は、同人写真集で標準的な左綴じ通常縦タイプで縦257mm×横182mm(ISOのB5だと縦250mm×横176mm)
塗り足しを考慮すると上下左右に3mmずつ、1辺で6mmプラスされる。B5だと263mm×188mm


肝心のピクセル数は350dpiで2591×3624、或いは2508×3541
こちらこちら(背表紙とかのサイズも載っている)やピクセルのサイズ計算が出来るこちら




2:素材jpgはデジタル一眼レフから現像→比率を変えないでレタッチしたままだと長辺短辺比率が約1.502(比率が3:2)
それをB5の比率の約1.41に収めるにはトリミングするか、或いは比率を変えて短辺×1.41にしないといけない
2560×1704を無理矢理、比率約1.41に収めるには1704×1.41で長辺2402
元データの短辺×1.41でB5の比率になる。
短辺2591でそれに1.41掛けて3653
2591×3653
→元データの短辺を2591にして、下で紹介しているbuffで長辺方向のトリミングをしたほうがよい。





3:遊び紙の表面・裏面それぞれも1P(この場合、遊び紙をつけるだけで2P計算になる)追加するものとして計算する。
中綴じ冊子用データ作成の注意点はこちら




4:素材画像(jpg)をリサイズ超簡単!Proをつかってリサイズする。
メニューのステップ3のサイズの「フリー指定」は横×縦、となっているので注意




5:さらにbuffをつかってトリミング。
buffを起動させたら、ツールバーの「ヘルプ」の下の(画面表示)倍率を自分の環境では25%にして画面表示。
何故か短辺(横)のピクセルが2591でなくて2588になってしまうが気にしない。長辺を3652に。
「トリミングの実行」をして「名前をつけて保存」で上書き保存。


6:背表紙は無線綴じ36ページ作りの場合、42ピクセル、すなわち3mmで計算か(350dpiの場合)。
背表紙は42×3653(或いは3652)で。


背表紙(綴じ目の上を覆う部分)の作り方はウィンドウズの内臓ソフトである「ペイント」をWindows7では「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリー」から起動させ、ペイントの画面の右下にある「ズーム」を25%にして白いカンバス部分のピクセルを4000ピクセル以上に広げる(各人のパソコン環境で異なる)。
そうしたら、「ホーム」→「選択」で縦3652ピクセル・横100ピクセルで「トリミング」して出来た白い部分をjpgで保存する。



7:背表紙と表紙(表1)と裏表紙(表4)はたかびっち(tak-a.vic)さんの画像連結(addpic)で連結した(ファイル名は「表紙&裏表紙」とする)。
ちなみに表紙の裏は表2(ファイル名は「1ページ目 表紙裏」とする)、裏表紙の裏は表3(最終ページ目 裏表紙裏)となる。
本文ページは○○ページ目.psdとかとなる。
同人誌の注文ページで20ページ、とあると表紙とその裏表紙で4ページ(4面)取られるので実質16ページしかない。
同人誌というか本は偶数ページが基本。


画像連結(addpic)のソフトを開いたら、背表紙部分をD&Dして、その後に「連結方向」を右に指定して表紙、左に指定して裏表紙を連結してくっつける。
→addpicで何故か「ファイル」→「JPEG方式で保存」が出来ないのでaddpicの「編集」→「コピー」をつかってクリップボードにコピーして具体的にはウィンドウズの内臓ソフトである「ペイント」を立ち上げて「貼り付け」でペーストして出てきたのをトリミングして保存する。



8:フォトショつかえば、複数画像をレイヤー的に重ねて表現するやり方が簡単に出来そうだ。
簡単操作で複数の画像を組み合わせる」やってみよう。
フォトショ内の編集画面内の(読み込ませた素材)画像の表示の大きさ比率を変えるには、編集画面左下方面にパーセンテージ割合で25%とか66%とか100%とか書いてあるところがあるのでそこをクリックして1〜100%までの任意の数字を入れる。

2000ピクセル以上の高画素の画像を読み込ませた時に100%の大きさだととても編集し辛いので25%程度の画面表示にするのだがそれで画像が荒れていなければオッケー


フォトショにJPGをD&Dで読み込ませる時に「不明または無効なJPEGマーカーが見つかりました」と出るのはそのデータが壊れているか、さもなくば元データのJPGを誤ってPNGで保存している、のを疑ったほうがよい(具体的にはJPGの拡張子をPNGにしてやると読み込むことがある)。

某印刷所のPSDテンプレを読み込ませてから素材JPGを読み込ませて原稿作る時は原稿が適正であればトンボよりも大きくしたり小さくする必要はない。
自動的に?最適な大きさ?になる、っぽい?。




カンバス或いはプリセットの詳細(作業領域)の名前、幅と高さとそのカンバスの方向と解像度(350dpiで)とカラーモードが最初に出てくる(カンバスカラーは透明、或いは白や黒の背景色に)ので入力設定するとカンバス(作業領域)が出来て出てくるので作業開始。
それらについての込入った項目はこちらに載っている。
上記のAdobeチュートリアルを見た方が早いが。


9:カンバスのウインドウサイズをディスプレイに合わせるにはショートカットの「Ctrl+0」で一発で出来る。それは価格.comこちらの書込番号:19718199に乗っていた。




ちなみに今のPhotoshop CCを起動させると出てくる、最近使用したファイルの履歴サムネイルを消すには「ファイル」→「最近使用したファイルを開く」「最近使用したファイルのリストを消去」で出来る。


肝心の、複数画像をレイヤー的に重ねて表現するやり方は、画像を作業領域に重ねると画像がパッと作業領域全体に重なるのでその画像を作業領域よりも小さくするためにShiftキーを押しながら画像の端をD&Dする(Ctrlキーを押しながらD&Dすると画像がねじれる)
レイヤー上に"定着"していない写真データ(画像)はAlt+delで消せる。

構図を決めたらEnterキー押してレイヤー上に"定着"させる。
Enterキー押さないと次の写真をレイヤー上に追加できない。

失敗して最初からやりなおしたい時は「ファイル」→「閉じる」でドキュメント(カンバス・作業領域)の作り直しからやり直せる。

一旦JPGに書き出すがJPGへの書き出し時点でレイヤーは統合されているはず。




10:表紙の文字入れはフォトショなどの画像処理ソフトをつかわないで、こちらのサイトである
画像加工サイトQuick Picture ToolsのHPからWeb上で行う。
フォトショと違って直感的に出来るのが強み。



11:→と思ったら、長辺1500以上の画像は処理できないっぽいのでフォトショをつかう。AdobeのHPのこちらやこちらに記されている。
フォトショを起動させてファイルをD&Dで読み込ませ、画面左端のツールバー群より「T」の文字マスクツールを選択する。
そうすると画面上のツールバー(ファイル・編集〜ヘルプなど)の下にフォントの種類や文字のサイズ、色などが指定できる項目が出る。

フォントをMS P明朝にして書いてみる。
フォントの大きさは48か60ptにしてみよう。

R-15とかR-18のあのマークはここいら辺から拾ってくる。
イロドリズムさんの同人誌用フリー素材【年齢制限マーク】は346×415あるっぽいのでリサイズ超簡単!Proでリサイズする際はサイズ→パーセント指定→50%にするといい感じ。



フォトショで全ての作業が終わったらそのデータをpsd化する。
一旦「ファイル」→「別名で保存」(ICCプロファイル Japan Coat2001で)「保存する前にファイルを配置しますか?」→「はい」
とやって→「互換性を優先する」、
(以上をやると以下が可能になる)→「レイヤー」→「画像を統合」でレイヤー統合したら、「ファイル」→「保存」


12:奥付は
まず最初に題名を書いて、


発行日:(例)2016年8月13日(とイベント名)
モデル       モデルさん
著者&カメラマン   大体自身かモデルさん
発行者       サークル名
連絡先 メルアドが一番よいがツイッターの垢でも

「ネットへの転載、オークションへの出品を固く禁じます。」と一筆書いて置く。
奥付や後書きはフォトショではフォントの大きさは自分の制作環境では16か18ptの大きさで書く。

奥付に限らず、原稿写真に文字をインポーズというかオーバーレイするときは端から2cmほど離れるようにしよう(トンボの裁断の関係で)




13:オンデマンドのフルカラー入稿はオフセットのフルカラー入稿と比べるとはやい(同じ日曜に納品するとして、締切がオンデマンドでは前週金曜、オフセットでは前週火曜で3日ほどオンデマンドがおそい)、
本文スミ刷りだと写真集ではなくなってしまうw(注意!)。
オンデマンドオールフルカラーと全てオフセットながら表紙だけフルカラーでは40ページ50部で約1万円近い高さの差になってしまう。
→というか、普通の同人誌印刷に写真集の製作を頼むとオンデマンドしか事実上選択肢がないようだ(A4オフセットフルカラーとコミケの前日搬入を両立している印刷所がない。どちらか片方はいくらでもあるがA4オフセットフルカラーだと自力で搬入しないといけない)。
オフセットでオールフルカラーのプランがしっている限りではない。
そもそもオフセットだと最低部数100部からしか受け付けていないことが多く。少物数の写真集発注では出来ないことがおおい。

同人誌のPP加工、とは要は本の紙の表面をツルツルにする為の加工。
同人誌の注文ページで20ページ、とあるが表紙とその裏表紙で4ページ(4面)取られるので実質16ページしかない。



14:注文ページで、表紙でコート/マット180kgとあるがコートはツルツルテカテカのグロス(艶あり)、マットはマット(艶消し)になる。
本文用紙はコート/マット110kgと上質90kgがあるが出来るだけ高級なものをつかおう。
表2(表紙裏)/表3(裏表紙裏)の印刷は大体+1日/有料オプションになり、カラー…1部につき80円ほど掛かる。


15:所謂入稿マニュアルはテイズプリントの場合はこちら
データ形式、その転送の仕方、送るファイル名の付け方、入稿というサービス利用の決済の仕方、などなど入稿マニュアルはチェックするところ満載。

「メールタイトルは「氏名/イベント日(納品希望日)/作品タイトル」として下さい。
メール例文》
メールタイトル:「氏名/イベント日(最短納品希望日)/タイトル」
メール本文:(氏名)です。
下記URLにデータを入稿しました。
URL:
本文データ合計○p/表紙データ
白紙のページは○pと○pです。
※奥付が3pにある場合などはひとこと添えて下さい。
※特殊と思われる演出(字が切れるデザインや小説の背景がグレーのベタなど)の際はデータ不備でないことを添えて入稿して下さい。データチェックのため進行が遅れる場合がございます。」

原稿データ群をzipで固めてギガファイル便等で送ろう。



16:すっかり忘れてしまっていたが、印刷所のサービス(商品)でグッズのポスター印刷(大判ポスター印刷)をつかってA1かB2サイズでサークルポスター印刷しておけばよかった(反省点)。一枚2100円ぐらい


サークルとしてのポスターサイズシミュレーターはこちら(ベストプリントHPよりこちら)
個人の島中サークルではA1サイズがベストか。
これも同時に事前搬入してくれるし。





コミケの宅配搬入、マルダイさんのPOSUTAを受け取るのにそのシステムを利用したのだが、マルダイさんからメールで送り状控えのコピーがPDFファイル化されて添付されるのでそれをフルカラー印刷して当日のコミケ日本郵便の集積所(それぞれのホールにある、はず?)にいけばよい。
POSUTAを使用後、分解する時は底辺のプレートとそのすぐ上の支柱の棒のネジが緩みにくいが足で押さえればすぐ緩められる。

ちなみに、ROMの話になるが写真は300枚程度入れればよいのか。
ROM製作はテックトランスで。


参考:AdobeのHP、用紙サイズ一覧.comさん、株式会社ビークル(インターネットビークル)さん、amanaimagesさん、冊子印刷工房さん、SIERRAREI.comさん、Psgipsさん、ベストプリントさん、価格.com掲示板、テイズプリントさん