キモイ

と言っても人の事ではない、バスの形の事だ。

日野自動車からコミュニティバスノンステップバスである2代目ポンチョが出た

初代は2002年に出てその種のバスとしてはそれなりに好評を博したのであるが半国産(車体は国産だがエンジン&シャーシは外国製)のためメンテに手間暇が掛かる事と乗車定員に対して車体購入価格が高価だった(定員が増えた2代目もそうだが約1500万円する)事と何よりエンジンが非力だった(2.8リッターとは。2トントラックより排気量無いorz)のが欠点だった。

その新型をいつも巡回しているバス画像掲示板に行った時に初めて見たのであるがその時に上記の様な感想を抱いた訳だ
(正面から見るとフロントガラスのデザインがリエッセの物を流用しているので尚更そう見える)。その理由はでもすぐに分かった。

それは普通の大多数のバスと違って、フロントオーバーハング(FOH)とリアオーバーハング(ROH)が極めて短く、特にFOHなどは無いに等しい独特のスタイルだからだ。

要は普通のバスと違って前輪の前に車体が全然出ていないのだ。後ろはエンジンのスペースの分だけ後輪の後ろから車体が出ている(これは普通の他のバスも同じ)。しかし、車体の四隅に車輪を置いているので何か普通のバスらしからぬ独特のスタイルに見えるわけである。

この形には当然理由がある。ホイールベース(前後車軸間距離。HB)を長くする事で車椅子が通れるノンステップ部分の広さを出来る限り大きくしようとする物である。

そういえば、どっかで見た外国のノンステップバスは確かにこういった四隅に車輪があるような形をしていたなあ。そう考えると合理的な形なのかなあ。