FOMA902iSで大きく変わった事

地味で興味対象にもならないだろうが通信関係が大きくブラッシュアップされている。これは去年の私が買った901iS/700iSシリーズと同じだ。あの時は地方での新規広範囲基地局で使われる800MHz帯電波に対応したのが大きい変化だったが今回の変化もかなり大きい。

まず、902iSシリーズ(但し、SH902iSLことDOLCE SLは対象外)では総務省から割り当てられる(予定の)1.7GHz帯電波に対応した。2GHz帯電波の都市部での逼迫に備えてと思われる。

そして、902iSシリーズの目玉が今夏から始まる音声通信とパケット通信の個別ネットワークコントロールに対応していることである。

具体的にどういう事になるのかと言うとFOMAと言うのは知っている人なら知っていると思うがFOMAの場合だとiモード等のパケット通信とテレビ電話&パソコン用データ通信も含めた回線交換通信(通話はこちら)状態両方とも回線を1つ「占有」して通信を行う仕様らしい(ギャランティ方式)。

ところがこの仕様だと2500万人近くに達し、FOMAユーザー数が多くなった昨今では結果的に通信速度の低下
(現在では事実上64kbpsでパケット通信を行っている有様。問題にならないのはiモードの規格が古く、機能が少ないiモードブラウザでも快適に使えるため)
を招き、そして災害用伝言板に災害時に繋がり難くなる
(災害時には通話等の回線交換通信から大規模制限をかけるので回線を占有する現行FOMAiモードも繋がり難くなる可能性がある!?)
弊害が出てきたのでムーバ(mova)用のiモードと同じように通話回線と分離してiモードパケット通信網を使える様(ベストエフォート方式)に改良をしたと言うわけだ。

知っている事だけ書いたのでこれで合っているのかは自信が無いが多分そんな感じだと思う。