都営地下鉄、初の黒字化(RinRin王国さん→東京新聞記事)

それは知らなかった。そして、都バスを冷遇しているのもこれではっきり分かった。

(殆ど人件費(比較的高齢の公務員ばかりなので民間よりむしろ安い若い時と比べると二次曲線的に給料が高い)が足を引っ張っている。それ故に杉並と臨海と青砥支所は東京都が株主でもあるはとバスに委託された。この乗務員の給料はあまりにも安い(京王とかはそれよりも安すぎるらしい)為に一人身でも文化的な生活ができず(共働きしても家庭なんて持てないそうだ)、数ヶ月で辞める例もあり、熟練した運転手が集まらないと運転手の間では不評。しかも日勤教育のように厳しく労働管理されるらしいのもそれに輪を掛けている。私が臨海担当(昔は旧葛西担当だったが収益としては悪い為臨海に移管された)の秋26(秋葉原駅前〜葛西駅前)に乗った時に新人の運転手(実ははとバスの給料が安い方の運転手である。確か時給制?)を都の指導員が見ていたのだが事細かに確認動作やあいさつなど言動を見られていてこれは働いていて辛いな、と感じた。お客様と都の正職員を含む上司との板挟みになっているからだ。こんな労働を続けていれば事故を起こして厳しく責任を問われるか、そういった職場風土が嫌になって辞めるしか道はない。しかもこういった場合、就職活動をする時は再就職先の面接官はどんな事をやっていたのかすら参考にしてくれないだろう)

でも、バリアフリーと言う事では都バスのノンステップバス(何と、都バス全体の約7割がノンステ化した。これは全国一の割合である)は停留所が全てスロープ化した都電ですらかなわない物をもっている。

そして、都営大江戸線が平行して走っているのにそれにも関係なく人が乗ってくる系統がある、それが都02系統(都市新バスグリーンライナー)である。
これは何故かと言うと都営大江戸線はご存知の通りたくさんの地下鉄や共同抗を避ける為に路線&駅自体が地下深くに設置されているがその為にエレベーターやエスカレーターを使用しても駅に入って乗降や乗り換えをするのに予想外の時間、例えば乗るのだけでも10分掛かるとも言われている程時間が掛かる事例が多く見られた為である。その点バスは路面からすぐに乗って行けるという利点がある。

但し、如何せん同じエネルギー&人件費で運べる乗客の量がバスだと余りにも少ないのが難点である(バスはせいぜい百人行くか行かないか。鉄道はその10倍は運べる)。それ故に都の場合は都営大江戸線が出来た時は黒10や田70と言った路線を廃止し、都03ですら短縮&減便してしまうほどバス路線をばっさり切ってしまった。横浜市の場合は儲かる路線はかなちゅう(神奈中=神奈川中央交通)や京急バスに投げ、そうじゃない路線は廃止と言う荒療治を取ろうとしている。


これもRinRin王国さんより記事