登山家・竹内洋岳マナスル登頂成功(登山家・竹内洋岳公式ブログより)

今回の登頂で彼は日本人としては今の所唯一人となるヒマラヤ14座の内の10座の登頂を成し遂げた(少し昔に一人いたが登山中に死亡し、現在彼が唯一である)。

その記事はこちらから。
記事内にある写真から、頂上近くがナイフリッジ&左側(東側)に雪庇が張り出しているのが分かる。しかもナイフリッジの近くの斜面にはなんとヒドゥンクレバスがあり、去年5月下旬にオーストラリア人の女性登山家が登頂後にそこに落ちて死亡している

マナスルこちらで書いている通り意外と登山が困難(ノーマルルートでも登頂成功率は何と38%しかない。これはK2の登頂成功率25%と比べてもさして変わる物ではない)で5〜7千mの高度はアイスフォール帯〜北峰からの斜面の雪崩地帯を登って行かなければならず(1972年、途中の雪崩地帯にキャンプを作った韓国隊15人が雪崩で全滅した)、アイスフォール帯を抜けた(ヒマラヤとしてはやさしい)7〜8千mの頂上プラトー上でも意外と傾斜が厳しいので休憩時とかに気を抜いて転倒し、滑落して死亡するケースが多い(1974年日本女性隊で1人)。