敵に塩をおくれない日本人、のプライド(負け犬のプライドさん記事)

これで問題になるのは「なぜその強制の解かれた以後に、社会的な差別を受けなければならないの?」と書かれている出所者の処遇でこの差別で就職出来ない(これも憲法の権利と義務双方の面から問題と成り得る)が為に(大体刑事責任と共に付いて回って来る)民事案件(賠償等)が出来ず、新たなトラブル(再犯)の火種になる事が多いのだ。

まるで第一次世界大戦後、戦争に対して謝罪したは良いがそれだけでは飽き足りず許さず、ドイツの国力を無視して徹底的な賠償を迫ったイギリスと(特に)フランスの様だ(その結果、非現実的な支払いに対応する為に紙幣を刷り続けた結果、ドイツはあの有名な天文学的なハイパーインフレに陥ってしまい国内は混乱し、あのヒトラーをしてナチスを作る為のきっかけの一因となった経緯がある)

悪人だからと言って感情の赴くままに加害者側に対して無制限に私的制裁、或いは賠償行為を迫る事は墓から死体を暴き傷つけているのと変わりはしないかもしれない。悪人を殺してもその悪人に殺された人は決して戻ってはこないのに・・・

何か、日本人が村社会を捨てきれない時になまじネット社会に入ってしまったが為にその負の部分である志向の平行化に嵌ってしまい、返って村社会的な、異質な物を認めない面が出てきてしまったかのようだ。