【特別企画】「D700スペシャルギャラリー」――ポートレート(デジカメWatch記事より)(自身の備忘録なので随時追記或いは改変あり)

以下に書く事はD700の撮影上の備忘録代わりに(2012年追記:一部D800での注意点も含む)。


絞りとカメラ内で決めた基準露出は後から変えようが無いのでその辺の選択は慎重に。
コンデジフォーサーズを使っていた人は要注意。開放だからと言って、明るいから簡単に撮影できる訳ではない。
フルサイズはボケ味を出したい撮影で無い限りは絞るのが基本

基本的にはF1.4〜F2.8の明るい大口径レンズは最低でも1段、出来れば2段以上絞る。
外など安定して明るい時、そして並びで多人数を撮影する時は最低でもF5.6、出来ればF8〜11位に絞った方が良いかも知れない。暗所では明るくしても良いが。

シャッタースピードは1/焦点が基本。
D800の場合は出来れば1/焦点分×5(例えば、焦点距離50mmならば、1/250ほどにする)で撮影した方がよい。
現実はかなり難しいのでAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRか、タムロンのA007辺りの手振れ補正付きレンズを使って撮影した方がよいだろう。

ISO感度自動制御設定をONに設定しておくと絞りとシャッタースピードに注意を専念出来て便利。


AF設定の基本はAF-S&シングルポイントAFモード&フォーカス優先。
フォーカスロックを旨く使う。

ちなみにAF-C時のフォーカスモード設定はこうした方がよいらしい。


露出補正は傾向として、白いものを写す時はプラス、黒いものを写す時はマイナスで。
ニコン機はこちらに書いてある事に留意されたし。


ホワイトバランスはTFTのホール500みたいな特殊な空間でない限りは4500K基本。


ピクチャーコントロールは基本的にはニュートラルでいい。と言うよりビビットを使うのは人撮りでは厳禁(フリッカーも拾いやすくなってしまう)


ここに書いてあるように奥の階層のクイック調整で
ニュートラルをベースにして
輪郭強調+9ぐらい
コントラスト+1
明るさ+1
色の濃さ(彩度)+1
色合い(色相)マイナス-1


色合いが+側になっていて高い(黄色に転ぶ)と"ニコン病"の一つである黄色が強くなる、と言うのが出てしまう。


アクティブD-ライティングは弱め。
評価測光(3D-RGBマルチパターン測光)がアクティブD-ライティングをやっているととても不安定になる時がある。


逆光時、或いは一つの場面の中に明暗差が激しい物が多く、試写して時は測光モード自体をスポット測光にするといい感じで撮影出来る(こちら。参考記事はF6での説明だがD700でも大体同じだった)。
但し、これ(6月11日分日記)を見て分かったのだがキヤノンと違い、ニコンって、デフォルトで半押しAEロックが掛かる仕様になっていないので設定を直しておく(メニュー画面の「AEロック・タイマー」より「半押しAEロック」をする)。


フラッシュを使う時の注意点としてはスポット測光を絶対に止めてマルチパターン測光にする。
出来るだけISO感度をオートで変化させるのを止めてISO固定でフラッシュを使用する事。

CLS対応スピードライトをワイヤレスで使う時はメニューの「フラッシュ・BKT撮影」で「内臓フラッシュ」のモードをコマンダーモードにする。

スピードライト(キヤノンではストロボ)はGN(ガイドナンバー)が38以上のを購入した方が絶対によい。
その方がフラッシュ焚いても露出アンダーと言う事態を救える。


所謂、「スタンバイ(休止)」状態はカスタムメニューC「AEロック・タイマー」の半押しタイマーで設定出来る。
背後の液晶モニターの明るさはプラマイ0にしておく。