中国を招いたビルダーバーグ(田中宇の国際ニュース解説 世界はどう動いているか記事より)

ビルダーバーグは世界をカオス化するのではないか?。
それにしても上記紹介記事の内容は陰謀論者から見ると衝撃的だっただろう。

例によって、以下引用
ビルダーバーグ会議の位置付けがとても分かり易かった。


「ビルダーバーグは、覇権のあり方を論じる会議だ。今後の多極型の世界体制を意味する「新世界秩序」という言葉を敵視する、いわゆる「陰謀論」好きの国際問題の活動家(何でもロックフェラーとロスチャイルドで語りたがる人々など)の中には、ビルダーバーグを「影の世界政府」と呼んで敵視する人が多いようだ。しかし、覇権というものは元来超国家的なエリートの世界であり、建前上、国家を超える主権勢力が存在してはならないことになっている以上、覇権の話はこっそりとやらざるを得ない」


そして、以下の一文がとても衝撃的だった
「日本から誰も呼ばれたことがないのは、戦後の日本が覇権的行動(他国を傘下に入れて面倒見ること)を全くやりたがらず、米国から頼まれても無視していたからだ。戦後日本の官僚機構は対米従属の体制下で日本の支配層になったので、対米従属の終わりにつながる覇権的行動を嫌っている。日本が呼ばれないのは、欧米でなく日本の都合だ」
アメリカと国際金融資本の圧力があるとはいえ、自分達の既得利権の為に文字通り国民を間接的に犠牲にして望んでポチになっているなんて・・・


だから、日本はその気になればアメリカの喉元にナイフを突きつけて脅せるほどの地位になっているはず、なのか。
要は日本の官僚機構がアメリカと国際金融資本から乳離れしたくない、ということなのか・・・。

最後に
G7よりもG20が重要になったように、ビルダーバーグよりも上海協力機構などBRICs系の国際会議で何が議論されているかが大事な状況になりつつある・・・

確かに日本の状況ではそちらにも注意を払わないといけない有様だからな。ユーラシア大陸圏の果ての一国として。