資本主義はいま、みずからを傷つけている“近代マーケティングの父”からの警鐘(ダイアモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー記事より)

一部転載。



健全な資本主義とは、常に需要と供給のバランスが取れている必要がありますが、いまはそれがうまく機能していません。マーケティングは、「買え、買え」と消費者を喚起しますが、子どもを大学に通わせるにも、住宅を買うにも、車を買うにも借金する必要があるならば、資本主義自体が崩壊する可能性があります。なかには、とても苦しい立場に置かれた人たちが資本家に大反乱を起こすのではないか、と言う人すらいるのが資本主義社会の現状なのです。」


追記:翌日12月9日に、折りしも、歳出抑制(実際はTPP絡みでアメリ外資系の高額な医療保険を入れて自由診療な領域を拡大しよう、という思惑?)を名目に高額療養費制度の見直しが発表されたばかりだ。