グリーンエコー

都営バスの都市新バス、都06の新橋〜渋谷間を結ぶバスである。但し、同じ起終点を持つ都01-グリーンシャトルとまったく違ったルートを走るのが大きな違いである。方向幕車の方向幕も都01は青色に対して都06は黒である。これは錦糸町を起点とする都02(方向幕色青色)都08(方向幕色黒色)との関係に近い。

乗ってきた車両は1回目がB(渋谷)-C(1996年度車)176のKC-MP717K(VF)である。

純粋な都市新バス仕様の都営バスはこのC代のグリーンシャトル専用車で最後になってしまった。座り心地の良いしっかりとしたハイバックシートになっていて、バリアフリーではないがエルガノンステップType-Aみたいに狭苦しさが少なく(その代わり出入り口が狭い!)、ワンステップ車をベースとしているので段差も少なくて健常者にはかえって乗り降りしやすい。

今日はグリーンエコーであるがこのグリーンシャトル専用車で途中の赤羽橋まで行って来た。

乗り場所は東急バスの五反田行きや都01、学03の日赤医療センター行きと違い、かなり駅構内から離れていて分かりずらい(何よりバスがガンガン通る所を渡らなければいけないのはマイナスポイントかな)。屋根が付いているのはいいがそこまで行くのに傘を差さなければいけない。それでも人が都01と比べると何気に多いような気がする(都01と比べると待たなければならない程本数が少ないからであるが)

いつも混んでいる渋谷駅をでると都01が行くR246には入らず、そのまま山手線沿いに明治通りを真っ直ぐ南に行く。道が多少狭くて混雑していてまるで都02に乗っているような感じを受ける。

恵比寿辺りで山手線を離れて南から東方向に進んでいく。都内でも有数の高級住宅地とは言われているがバスの車窓から見た感じではそんな雰囲気は微塵も無い。むしろ六本木周辺より雑然としている。でも、地図サイトで検索してみると何気に重要施設がとても多い。天現時橋から首都高速が川の頭上を通っていく。

古川橋で左に曲がって北側に行く、とここは・・・・・あの麻布十番ではないか。セーラームーンの一種舞台ともなった。それを示すように交通量&商業施設が多くなってきた。警察によるネズミ捕りもやっていた(笑)。麻布十番の交番のある交差点でバスは右折して東に再び向かう。赤羽橋止まりのバスだとこの交差点より一つ北のこの交差点で曲がって赤羽橋駅前まで行き、赤羽橋のこの交差点で折り返す。ちなみにバス以外は8時〜20時までは一般車右折禁止になっているので要注意!

普通に新橋まで行くバスは赤羽橋を過ぎると狭い道に入っていく。私は一旦赤羽橋で降りて例の右折禁止の交差点を見つけてきて写真に収め、バス停に戻る。

戻って来て約15分程経つとバス停に設置されたバスロケシステムのランプが点灯してバスの接近を知らせる。この設備は当初は都営バスでは都市新バス系統、しかも重要なバス停にしか装備されていなかった。今では青梅を除く都区内の都営バスの主要なバス停には大体付いている筈。

来たのは・・・・・蛙ことエルガノンステップType-Aの新車であるB-N300である。それに乗る。
途中にフェラーリのディーラーショップのお店があった。残念ながら、エンツォ・フェラーリなる公道を走るF1カーは無かったが(ちなみにちょっとしたトリビアとして、国内の大半の自動車用物損保険では賠償をしきれないらしいとの事)。

金杉橋で北に向きを変え、一路新橋を目指す。浜松町脇の大門を過ぎ、山手線の線路ををくぐって新橋駅東の通りの小さな降車専用のバス停で降りた。