久しぶりに携帯向きの動画を作って見る(素材動画編集編)

まずは現在のパソコンでのTVキャプチャーは大体が映像mpeg2、音声mp2(正式にはmpeg1 audio layer2だがmpeg2音声とも言う)のが多いのでそれで出来た動画の不要部分をカットすることから始めよう。それで動画のエンコ時間を短縮し、HDDに余計な負担を軽減するのが狙いだ。

但し、編集&カットした部分だけを再エンコードする動画編集ソフトでないと編集に時間が掛かるか(1箇所でも編集部分があると全体を再エンコするような仕様だと時間が掛かりすぎて+画質が変わってしまうので駄目)、最悪の場合不正なmpeg2ファイルが出来てしまう物もある(編集カットした部分をきちんと再エンコしていない某社のキャプチャーボードの付属の動画編集ソフトだとそうなる。この場合、きちんとしたエンコが出来なくなる原因になりかねない)。

その点ではこれから紹介する「TMPGEnc MPEG Editor」は確実で安心だと思われる。

私の場合、スマビからm2p動画をローカルにエクスポートして拡張子をmpgにリネームし直し、TMPGEnc MPEG Editorを起動させて「入力設定」→「ファイルを追加」で素材動画を突っ込む(或いは編集画面に直接素材動画をD&Dで突っ込むのも良し)。

んでカットしたい所の始めと終わりを見つけたら、「開始フレームに設定」→「終了フレームに設定」→「カット」をしていく。それをカットしたい所の分だけ繰り返す。終わったら「OK」を押す。

そうしたら、カット作業をした動画(クリップ)の内容をチェックする。特に音声のサンプリング周波数が44.1khzになっていないかチェック(後でする携帯動画変換君でのエンコの時に音ズレの原因となるので)。

なっていたら、TMPGEncmpegツールの「分離」で一旦音声だけを分離エンコして、何とかしてサンプリング周波数48khzのmp2音声ファイルに変換する(出力設定が必要かも)。
そうしたらmpegツールで多重化を選び、「映像入力」に元のmpeg2(或いはさっき分離したm2v)ファイルを、「音声入力」に先ほど変換したmp2ファイルを指定して「実行」すると音声のみ48khz化出来るだろう(と思われる。試していないので間違えていたらごめん!)。

「出力」→「出力開始」で不要部分をカットした動画の出力を開始する。

音声がもしAC3だったら、「出力設定」、或いは「オプション」→「環境設定」→「標準出力設定」の中の「標準音声設定」で「出力する音声を・・・・・再エンコードする」でAC3音声をmp2(mpeg1 audio layer2)に変換する設定にする。

30分物の動画を23分前後に編集カットして部分再エンコしながら出力すると2分50秒ぐらい掛かる。