E331系とE233系に乗って来た

今日は東京国際アニメフェア(TAF)に行こうとしたのだが起床時間が遅かったので断念。明日はほちゃが出るイベントがあるのだがその前に買い物&車の点検に行って来なければならないのでとても厳しいだろうorz、

と言う事でゆりしーをヲチしてやろうと家から程近いサイン会場であるマグマニ千葉店に行こうとしたら、途中の蘇我駅京葉線ホームに見慣れないステンレスに赤帯ながらピカピカの新しい電車が止まっている。よく見てみると・・・あの連接台車(連接車)で有名になったE331系ではないか、と言う事で取りも直さず予定を変更して急いで飛び乗った
(今ダイヤ改正から運行を開始したのだが土日しか運行していなくて乗車できるチャンスは少ないらしい、との事だったので。ちなみに東京〜蘇我間のみを走る快速が主な運行になっているのだがそれには後述する理由もあるらしい!?)。

乗ったはいいが209系&E231系と比べても席が何かキツイ(E233系と比べるとキツかった)。昔乗った事がある101系&103系初期型の座席のように微妙に浅くしか腰掛けられず、少なくとも足を投げ出せない座席になっている
(後で分かったのだがクロスシートにもなる座席と仕様を合わせてあるかららしい?orz)。
そして、車体長と言うか客室の長さが短くなっているので少し狭苦しさを感じなくも無い
(試験車両であるE993系では車両同士の連接部分は広幅の開放貫通路+稼動床で客室が広く感じられたが法令改正で車両間の貫通路には必ず扉を付けなくてはいけなくなり、それに伴って貫通路も狭くなってしまったので)。客室の仕様はE231系湘南新宿ライン&東海道線仕様と同じで扉の上には開閉時に点滅するランプが付いている。

定刻通り蘇我を出発した。発車加速時にVVVF制御機から出るインバータ音(+201系のようなチョッパ音)以外は車輪とレールとのこすれ音とクーラーの音、それとかすかなモーターのうなり音しか聞こえて来ず、まるで今までの電車の無動力付随車(T車)に居るような静かさだった。T車は更に静かで本当に車輪とレールとのこすれ音とクーラーの音しか聞こえて来ず、それもM車より格段に静かだった(無動力の客車並みの静けさであろう)。今までの電車のモーターと車輪の間の継手の音って、こんなに五月蝿かったとは。

千葉市内は各駅停車で順調に来たのだが海浜幕張駅を出発する直前に雨が降って来て出発したのだがその時に信じられない事が起こった。

何と、静止時から動き出そうとして空転を起こしかけたのである。そのせいで加速度が明らかに下がってしまって、113系よりも低い加速度で空転になりかけるのを(コンピューターで検知しながら)何とか抑えて加速をしようとしているのが私には感じられた。加速する時に空転するとガクガクいって加速しなくなり、その状態の後に少しずつ加速していくような感じだった。

雨が激しかった南船橋ではそれが酷く、海浜幕張までは停車時はスー、とモーターの回生ブレーキだけで停止寸前まで制動出来たのにここではキー、と空気ブレーキを使っても所定の位置に止まれるか見ていて冷や冷やしたし(運転士さんはもっと大変だっただろう)、出発時はガクガクいいながら空転を無理やり押さえ込んで何とか加速をしていった(60km/hになれば問題はないようだ)。

これはDDM(ダイレクト・ドライブ・モーター)の欠点、と言うか発展途上な面が出たのだろう。その他は流石に良かった。音が静かなのは他には無い優位点だ。ただ、走行時に路面の状態が悪いと先に述べた出発時の空転の他に走行時に原因が良く分からない微振動を発生させる事が見受けられたのが気にはなった。

正直、もっと(実際に近い)試験走行をして(こういった問題を炙り出してから)営業運転に投入した方が良かったのではないか、と一瞬思ってしまったが。

更に乗ったE331系ちばDC(ディスティネーション・キャンペーン)の宣伝ばかりしかしていないのも私の微妙な不快感に輪を掛けた。「こんな奇麗事ばかり」、と心の中で思った。前から何度も言ってはいるが転職できて千葉以西で東京に近い所に行ければ今すぐにでも行きたいのだ(転職しろ、と言う突っ込みは無しね)。年々千葉の房総ローカルは微妙に不便になって来ている。
(現場系の職場に勤めている身から現場の名誉の為に言って置くと動労千葉、東労組、その他問わず、現場の人間は雇用自体とその待遇の悪化の不安を抱えながら、経営陣からの理不尽な要求、顧客サイドからの厳しく飽くなきサービス改善のプレッシャーに負けずに頑張っていて励ましたくなる)

そんな事を考えている内に新木場を過ぎ、実質的に有楽町駅である京葉線東京駅までの地下区間に入った。そこでもDDMによる走行音の静粛性はズバ抜けていた。走行音の共鳴が他の電車と比べるととても少ない。それを感じている内に八丁堀を過ぎ、東京駅に着いた。やっぱり新しい電車はいいなあ〜。

沿線では駅のホームの末端ではみんなカメラで新しい電車を撮りまくっていた。蘇我、舞浜、そして東京駅ではE331系が入ってくるとシャッターの嵐だった。一般の乗客も興味深そうに車内を見ていた(京葉線には今の所、入ってくる通勤型電車で広幅+209系タイプの白い内装を持っている電車はE331系しかない、はず)。

東京駅は週末&TDR帰りの行楽客で混雑していた。

少し歩いて中央線のホームに出て、E233系を待つ。まだ"主流派"ではないらしく、来るのに電車を4.5本待った。

E331系と比べると内装が白分が多いので(乗降扉の窓が四角い、そしてステンレスむき出しであった乗降扉に白い化粧板が張られ明るくなっている)未来的、と言うか名実共に私鉄の電車になった感がして感慨深い。乗降扉の上にあった液晶テレビ画面も山手線のE231系500番台と比べると約5年の進歩のおかげで見やすくなっているし(斜めから見た時に変な映り方にならなくなった)。座席はE331系と変わらないとも言われているが座った感じとしては明らかにE233系の座席の方が座り心地が良かった。

中央線のE233系、とにかくE331系と比べると正に"未来の電車"という感じの内装で良かった。当然空転も殆ど感じなかったし。その代わり、少し走行音がしたが。

ちなみに今日スタチャフェスのチケキタコレ(Aice5の先行予約、何とか通っているといいなあ〜。ちなみに落選通知が月曜日までに来なかったら大丈夫)。