D700 後日談的 自分の使用感想

D700は買ってから約1年半使ったのだが最後まで悩まされたのは「色」と測光だった。

使い始めた当初、今使っている機種やオリンパスE-3と比べるとデフォルトだとホワイトバランス(色温度)を大幅に調整・レタッチしないでJPGで渡せるデータが少ない事に撮影してみて愕然とした。
なんか、緑や黄色かぶりをしてしまう。
(これはやっていたピクチャーコントロールで「ビビッド」にするとそうなりやすい、と言うのもあったが当時はそれに気が付いておらず、色が派手に綺麗に出ると言う事でビビッドにしていた。それが分かってからはデフォルトの「スタンダード」に切り替えた)

更に逆光撮影になると背景の明るい部分にマルチパターン測光が引っ張られて顔が暗くなると言うケースが連発、正直「こんなはずではなかった」と思う事がしばしばだった。
RAWで現像する時は今まで以上に露出補正が必須となった。

そして、測光自体を場合によって切り替えるという事を初めて知った。
逆光の時はスポット測光にした方がいいと言う事だ。


あとはフルサイズの特性?を知らなかった事で困った事があった。

最初、本体とAF-S 50mm F1.4で撮影していた(上記記事の写真はその構成で撮影)のだがその時に最低でも二段ぐらい絞ることを知っていればよかったのだがよりにもよって、開放絞りで撮影して8割方ピンボケになっていて、その理由が最初分からず、被写界深度の事を教えていただいて納得出来た有様だった。

なので一番最初に持ち出して撮影した時はお話にならず(50mmのレンズ自体、最短撮影距離が長くて寄れなかったのだ)、仕方がなく急遽Ai AF-Dの35mm F2Dを買ってきたら、撮影の楽な事楽な事。
しかし、35mmは楽ではあるが狭いスタジオでは引きが取れなくて、コミケなどの混雑時では寄れないので28-105mmを探してきて購入→A09を購入。


調べていって分かったのだがニコンは忠実色重視、キヤノン(とEOSシステムをEシステムの参考にしたオリンパス)は記憶色重視の絵作りをしているらしい、と言う事、すなわち、メーカーによって絵作りが違う事が分かってきた。
それは使い始めてから約半年、レンズをとっかえひっかえ換えてA09を買った辺りからだった。


そんな、D700についての苦闘は自分のブログのここに書いてある。