本当にHSDPAは(無印)FOMAより速いのか?

RinRin王国さん→なおっきのぶろぐさん→firstlightのルドビコ式ウェブログ内の記事「「100万超え請求→定額検討を!」の幼稚さ」より「 Docomoが、PCでのデータ通信定額を実現することが難しい理由」より

要はこの記事はHSDPAが音声通話&テレビ電話も含めてベストエフォート方式で最高速度など滅多に出ない方式で且つ基地局の通信リソースを基地局に接続してきているユーザーで分け合うのでPC定額なんぞやったら音声通話も含めてFOMAのサービスが事実上破綻すると言う事であるらしい。そこに書かれてある事は事実なのではあり、知識がある人はその理由も含めて知っているがそれを認めたくない人にとってはこの記事とこれを書いた人が同時に憎く思える程頭に来る事であろう。しかし、悔しい事だが事実なのだ。

Brewオープンアプリの1日辺りのデータ転送量に3MBの上限を設けているauは私がW21CAを使っていた頃にはW21Sを使っていた頃と違って1/3ぐらいのスピードに低下し、何と64kbps位のスピードになった事もある。平均でも120kbps程度しか出ていなかった事を記しておく。それでも実際はFOMAも含めて快適そのものに使えている(FOMAは標準iモードブラウザであるNetFrontが「軽い」為)。

そして、FOMAであるが知っている人もいると思うがベストエフォートパケット通信で且つギャランティード回線交換であると言う一面を(無印)FOMAの通信網は持ち合わせている(テレビ電話をしながらiモードやメール受信をする事が想定された為)。
901iシリーズより1回線辺りのスピードが384kbps→64kbpsに下がった(そのスピード低下で代わりに同じ電波帯&基地局数で理論上今までの6倍のユーザーを収容できるようになった)がこれで特段の不便を感じた事は正直殆ど無い。逆にHSDPA機種が増える事でギャランティード回線を使っているFOMA機種に何らかの不利な施策がなされる可能性もありうるかも知れないと思い、参考記事を見て&この文章を書いていて怖くなってきた(ギャランティード回線使っていた@Freedの後継はノーマルFOMAで且つ契約できるのは特定のユーザ&特定の条件&特定の機種(音声通話の出来ないPCカード型)になることだろうな)。

余談ではあるが通信料で100万円以上使ってしまったという学生に対しての対応、「学生」さんに対して官僚的な対応ではなく、"ちょっと我慢してもらうが痛みが無いに等しい"対応していればここまで話はこじれないで済んだ物であると思われる(おそらく逆ギレしてマスコミに"チクった"のだろう)。公平性という面から難しいのだろうけどね。